2016年11月5日(土)に、弊社Human Bridgeで第3回独立会計士塾が開催されました。

独立会計士塾は、独立して活躍されている会計士の方を講師としてお呼びし、独立に至った経緯や、独立のスタイル・魅力などをお話いただく企画です。このコラムでは、開催された独立会計士塾の内容を要約して紹介します。

第3回は、公認会計士が独立開業にあたって最も不安を感じる“営業”について勉強会を開催する運びとなりました。講師は、昨今の会計士業界で急成長中の南青山グループを率いる仙石CEOをお招きし、これまでの実体験を踏まえ営業の極意について語って頂きます。前回同様、独立して間もない会計士や、独立を考えている会計士を中心に多くの方々にお集まりいただきました。

営業にはコツがある!?
独立後の営業不安を解消する方法

【セミナー内容(要約)】

独立前の営業も重要
  • 社内営業と社外営業で、”あの人は”きちっとやってくれる、といったイメージを作っておく。
  • 所属していた組織の看板を下ろしても仕事が来るよう、リレーションを作っておく。
自分の”信者”を作る
  • 自分を評価してくれる”信者”ができてくると、営業しなくても信者が仕事を持ってきてくれる。
  • 会計士は通常の営業マンよりスキルがないので、周りのキーパーソンを大事にする。
  • 自分で自分を売り込むよりも、第三者に紹介してもらうと信用力が増す。
  • ただし、自分に特徴がないと、いい人に紹介してもらえないため、自分を磨く努力が必要。
ストックビジネスとスポットビジネス
  • 毎月定額の顧問など、ストックビジネスがあると独立後も生活が安心。
  • ストックビジネスに加え、単発の案件であるスポットビジネスをうまく織り交ぜることで、より稼げる(独立の醍醐味を味わえる)。
  • ストックビジネスからスポットビジネスに派生することもある。

【編集後記】スタッフコメント

当日は、各種のセミナー講師経験が豊富な仙石氏のプレゼンテーションに思わず聞き入ってしまいました。仙石氏の分かりやすい話し方や、受講者一人ひとりの質問にとても丁寧に答える姿を見て、これが仙石氏の営業・クライアントの獲得につながっているのだと実感しました。皆様にもぜひ臨場感を感じてもらいたいと思います。
今後、第4回目以降も定期的に開催していく予定です。皆様のご参加をお待ちしております!!

受講者の声

”会計士ならではのクライアントの増やし方やビジネスモデルについて学べて参考になりました。”

”身近で具体的なお話が聞け、今後の自分のイメージがしやすくなりました。”

”営業の具体的な方法や、心がけていることが参考になりました。”

”独立後の営業について、具体的なイメージができました。また、独立前においても、人脈構築・ブランディングしていくことの重要性を感じました。”

【南青山グループ CEO 仙石 実(MINORU SENGOKU)氏:公認会計士】

2002年、監査法人トーマツ(現 有限責任監査法人トーマツ)に入所
国内第2番目となる国際財務報告基準(IFRS)任意適用会社の監査及び助言指導業務、東証一部上場企業等の各種法定監査業務、株式公開支援業務、外部向け研修サービスに従事。
2011年、コンサルティングファームにパートナーとして参画。
事業会社、銀行等の組織再編における会計・税務アドバイザリー業務に従事。2013年、南青山FAS株式会社、南青山税理士法人の代表に就任。
現在は、上場・非上場を問わず多数の取引先の会計税務支援サービスのみならず、M&Aにおけるバリュエーション業務、デューデリジェンス業務に従事している。知的財産教育協会や各種実務セミナーの講師としても活躍中であり、豊富な実務経験を活かした実践的でわかりやすい講義には定評がある。