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会計士コラム

育児しながらの在宅ワークという働き方~公認会計士 望月菜々緒氏~

多種多様な働き方が許容される時代になり、在宅ワークが徐々に注目を浴びてきていますが、公認会計士の資格を活かした在宅ワークの案件も徐々に出てきています。

子供を育児しながら働けるため、在宅ワークにおいては女性が主力になる傾向があり、日本には4,220人の女性公認会計士(日本公認会計士協会公表(2017年12月末))がいます。そこで、今回は女性公認会計士の望月菜々緒氏に、キャリアに対する考え方や在宅ワークを始めた経緯、具体的な在宅ワークの進め方をお聞きました。

ワークライフバランスを得るため公認会計士へ

大学の経済学部に進学して自己の今後のキャリアを考えていた際に、母が紹介してくれた仕事が公認会計士という仕事でした。ワークライフバランスをとった働き方をしたいと思っていたので、仕事に波があるもののメリハリがあるという公認会計士という職業に興味を持ちました。そこから、在学中に資格学校に入学して何とか合格しました。

自分の生き方を見つめ直す

合格後、大手の監査法人に入所して7年間勤務しました。私の所属した部署ではエンターテイメントやテクノロジー業界の企業を監査する業務がメインでしたね。入所してしばらくは大丈夫だったのですが、次第に激務に追われるようになりました。

長時間の残業が当たり前の仕事です。先ほど申し上げたとおり、私はワークライフバランスを重視した生き方がしたかった。元々旅行が大好きで、働きながらも趣味を楽しむ日々を理想としていたんですね。だから社内での昇進にも興味がなかったのですが、監査法人で働くにはずっと同じ職階というわけにもいかず、いつの間にかシニアに上がってしまった。そんな中、依然として忙しい日々を送っていたら、ふと自分が笑えなくなってしまったことに気づいたんです。そこで自分の置かれている状況を「やばい」と感じました。

私の実家はお寺だったこともあり人の死が近いところにいたと自覚しているのですが、後悔して死ぬ方が多いという現実をまざまざと見てきました。だからこそ、私は自分が死ぬときに後悔していたくない、たくさん笑って死ぬというのを自分の理想としていました。

いつの間に自分の理想から離れたところにいることを自覚し、30歳になったのを機に自分を見つめ直すため監査法人を退職しました。退職後はやりたいことを何でもやってみようと、海外旅行に行ったり、行ってみたかったセミナーに参加したり、自分の好きなことをとにかくやりました。

「女性会計士.job」との出会い

旅行など自分の好きなことをしていた時期に良い方と知り合い結婚。その後、子供を出産しました。そして経済的な面でも今後の生活を考えて、自分も働こうと思いました。ただし、子供と過ごす時間も貴重なので「できるだけ一緒に過ごしたい」という思いもありました。

近所にある宅配屋の募集要項を見たりして、とにかくどこでも良いから時短勤務で働けるところが無いか探していましたが、公認会計士の資格が活かせる時短勤務や在宅の仕事があるかもしれないと思い、インターネットで検索しました。そこで「女性会計士.job」という会計士向けの仕事を紹介するサイトに出会い、女性特有の希望を聞いてもらえるかもしれないと思い登録しました。ただ、案件の応募に関してはどこまで時短や在宅でできるか分からなかったので「応募」ボタンは押せませんでした。

自分の能力や働き方が紹介される案件にマッチするか不安だったため、直接お話を聞いてみようと思い、「会計士.job」運営者が定期的に行っている研修に参加しました。研修後に「会計士.job」の担当者に個別相談をお願いし、仕事と子供との時間の兼ね合いのすり合わせ等、多くを相談しました。

自分自身がどこまで働けるか見えていない状況でしたので、担当者の方が色々考えてくれて、不安定な業務委託ではなく、「会計士.job」運営元の企業であるブリッジコンサルティンググループとの週3日の雇用契約を提案してくれたんです。雇用契約であれば、私の安定も確保できてその間にどうマッチした働き方ができるかまで模索できました。

時短から在宅ワークへ

私の場合は移動時間含めて1日5時間しか稼働できないという制約がある中、担当者が色々と工面してくれて、最初はとある企業の経費の使用状況調査業務のチームにアサインしてもらいました。

当初は時短勤務を想定していて、在宅ワークを前提としていなかったのですが、今まで子供の育児を手伝ってくれていた母の体調も悪くなってしまい、子供の育児に関わる時間を増やす必要が出てきました。

そこで、担当している案件の見直しをはかり、支援先である上場準備会社の方がリモートで働くことを許容してくれて、上場準備のための規程作成を支援することになりました。また、他の支援先でも同じく規程整備をしているのですが、そこに関しては「自分も外出が多く、来社されても会う時間を確保することが難しいので、むしろリモートのほうがありがたい」と言ってくれて、週1日テレビ会議で論点を議論してそれ以外は自宅で自分の作業を行うというオペレーションになりました。

公認会計士ができる在宅ワークのメリット

公認会計士の資格を使って完全に在宅ワークできると謳っているところは少ないです。在宅ワークというと、公認会計士の資格は関係ない、データ入力など単価が低い案件が多くて、それだと報酬も低いですよね。「会計士.job」で紹介される在宅ワークの案件は、在宅であっても、クライアントに訪問してサービス提供する場合と同水準の品質を確保して出来るし、且つ働いている人が楽になる。勿論、提供する品質は自己責任ですが、自由にスケジュールを組める。家庭の事情で在宅を選ぶ人が多いと思いますが、生活のスケジュールに仕事を組み込めるメリットは大きいです。

子育てしている方は、子供が寝ている間に仕事をすることができ、隙間時間に業務を進めることができます。また、子供は突発的に体調を崩すこともあるので1週間の予定をフルに入れずに余裕をもたせることがポイントだと思います。

時短や在宅ワークを考えている会計士の方へ

私自身、どういう働き方ができるか分からなかった。子育ても初めてだし。当初、時短勤務でクライアントに訪問していたのが私の事情により不可能になったとき、そこで受けていた業務を「会計士.job」の担当者に巻き取って頂けた。本当に柔軟に対応していただけて感謝しています。支援先もデジタル化が進んでいるので今後も会計士ができる在宅ワークは増えていくと思います。興味があるならばまずは相談してみれば自分の望むキャリアが歩めると思いますよ。

(会計士.jobからのメッセージ)
公認会計士にとっての持続可能な働き方を作っていきたいと思っております。もし、在宅としての働き方に興味をお持ちでしたらご相談ください。