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会計士コラム

公認会計士による新規上場企業の財務分析【株式会社LIXILビバ】

公認会計士の視点から、今注目の新規上場企業を紹介し、財務分析を行います。

今回は、関東を中心に北海道から西日本にかけてビバホーム等のホームセンター事業等を展開する株式会社LIXILビバについて企業分析を行います。
会社名 株式会社LIXILビバ
証券コード 3564
市場 市場第一部又は市場第二部(上場予定日:2017年4月12日)
業種 小売業
事業内容 家庭日用品、インテリア用品、住宅設備機器等の総合小売業及び住宅リフォーム等の事業
設立 1993年6月24日
従業員数 1,393名(平成29年1月31日現在)
代表取締役社長 渡邉 修
事業戦略 地域特性に合わせた商品ラインナップの「ビバホーム」と巨大な敷地面積を誇る「スーパービバホーム」を展開し、プロにも対応したサービスを提供するホームセンター事業のほか、住宅リフォーム事業等も手掛けています。
平成24年3月期から平成28年3月期(以下、当期)までの財務情報を用いて、公認会計士の視点から財務分析を行いました。

会計士の5期間財務分析

売上推移

  • 当期の売上高は172,728百万円で、前期比で2.8%増加しています。単体ベースで5期間の売上高推移をみると、平成25年3月期に若干減少したものの概ね増加傾向となっており、平均成長率は1.7%と堅調に推移しています。
  • セグメントはホームセンターの営業を行う「ホームセンター事業」とホームセンターに併設した商業施設の運営管理を行う「デベロッパー事業」から構成され、構成比率はホームセンター事業が96%、デベロッパー事業が4%となっています。ホームセンター事業の売上高は消費増税後の消費低迷が回復傾向にあることやリフォーム関連商品の売上構成比を引き上げる戦略の推進、販促施策の実施、新店の伸長等により前期比2.8%の増加となりました。
 

会社の利益構造

  • 当期の経常利益は9,834百万円で、前期比で7.1%増加しています。新規出店等の影響により販管費は増加したものの、売上高の増加や売上高総利益率の改善(前期比0.2ポイント増)が増加の要因であると考えられます。
   

会社の資本構成

  • 当期末の自己資本比率は27.4%、自己資本利益率は24.2%となっています。
 

PER(予想株価収益率)

  • 当期純利益9,285百万円、上場時発行済株式総数44,720,000株及び想定発行価格2,120円に基づいて算定した予想PERは10.2倍となります。
 

企業価値に影響を与える外部的要因

  • 同社は小売業として多額の設備投資により新規出店を進める一方で、出店した店舗が当初の計画された期間を経ても計画通りの利益が達成されず、収益向上の対策や費用の削減に努めても業績の回復が見込まれない場合には、退店する方針としており、この場合には店舗撤退に伴う損失が業績に影響を及ぼす可能性があります。