会計士独立コラム:事務所のホームページはスマホ対応できていますか?
会計士事務所・税理士事務所として独立開業後、WEBマーケティングを顧客獲得に活用することの重要性はよく知られているところです。SEO対策や、税務等専門性の高さが伝わるコンテンツなどの工夫が施されたホームページも増えてきました。今回は、ホームページを顧客獲得へ活かすうえで重要性が高まっているスマホ対応について説明します。
自分の事務所HPはスマホ対応していますか?
総務省が2018年5月に発表した2017年通信利用動向調査によれば、個人がインターネットを利用する際のデバイスとしてスマホがパソコンを初めて上回りました。20〜50代でスマホがパソコンを上回ったほか、60代においても数年内にはスマホがパソコンを上回りそうな状況です。過去の推移から、スマホによるアクセスが今後も伸びていくものと予想できます。
この流れは会計士事務所・税理士事務所においても意識する必要があります。会計士事務所・税理士事務所へ依頼をする人は企業の経営者や幹部が多く、勤務時間中にパソコンで検索し比較検討するケースも多いですが、前述の通りスマホでネットへアクセスする習慣が普及しており、せっかく事務所のホームページを訪問してくれたのに文字が小さい等の理由で潜在顧客を逃してしまう可能性は下げておくべきでしょう。
スマホ対応の有無は検索結果に影響する
先ほど、ホームページがスマホ対応してなかったばかりに問い合わせをもらうチャンスを逃してしまうケースに触れました。しかし実際には、スマホ対応していないホームページは検索結果の段階で上位に表示されにくくなっております。
モバイルファーストインデックス(=MFI)という言葉をご存知でしょうか?世界および日本における検索エンジンのシェアで圧倒的な割合を占めるグーグル社が2018年3月に正式稼働を発表したもので、検索の基準をスマホ優位に変えることを意味します。つまり、せっかく「会計」「税務」等ワードの検索結果を最適化するなど工夫していても、スマホサイトのコンテンツがPCサイトより充実していない場合はホームページ全体の評価が下がり検索順位も落ちてしまうリスクが高くなりました。
レスポンシブ対応は必須
会計士事務所・税理士事務所がクライアントへ提供できるサービスの種類は多岐に渡ります。それらを効果的にアピールするためにはコンテンツの最適化や更新が必要となります。そこで、スマホ対応の方法としてレスポンシブ対応(レスポンシブデザイン)を推奨します。これは、パソコン向けのホームページをスマホやタブレットに最適なレイアウトへ自動で表示する技術を指します。新たにスマホ用のホームページを作成する場合と比べて、更新の手間が削減できるだけでなく、URLが一つで済むうえ、最新の機種や端末への対応が容易になります。
今回は、ホームページを顧客獲得に活かすためのキーと言われるスマホ対応について説明しました。会計事務所等を検討中の事業者にホームページへ訪問してもらい、問い合わせを受ける確率を少しでも上げるために、参考にしていただければと思います。
現状の働き方に不安や疑問がある方は是非ご登録を!
公認会計士に特化したワーキングプラットフォーム
「会計士.job」
合わせて読むならこちら
現状の働き方に不安や疑問がある方は是非ご登録を!