会計士事務所・税理士事務所として独立開業後、ホームページを顧客獲得のチャネルとするには、企業経営者や経理担当者がGoogle等で検索した際に上位に表示されることがキーになります。今回は、検索結果で1ページ目以内に表示される状態を目指すSEO対策について説明します。

もはや常識となったSEO

事業者が税務会計等の相談を検討する際、GoogleやYahoo!などの検索エンジンで候補先の事務所を検索するのが一般的になりました。具体的には、経営者や経理担当が「渋谷 会計士」などのワードで検索しますが、その際に上位に表示されることを目指して行う一連の対策がSEO(Search Engine Optimization)です。検索結果の1ページ目などの上位に表示されると事務所ホームページへの訪問者数が増えるため、経営者や営業スタッフがホームページ運用の役割を担うことになります。特に独立開業したばかりの時期は既存クライアントからの紹介など少なく、また人手も足りないケースが多いため、SEOによりホームページの訪問者数を増やすことが重要です。 

SEOは、会計士等事務所に限らず様々な業界でもはや常識となりました。検索エンジンからの評価が上がれば上位に表示されるため、評価のロジックを理解したうえで対策を立てると良いでしょう。

具体的な対策方法

評価のロジックを踏まえた具体的な対策は、①ホームページ内の各ページにバランスよくキーワード(渋谷、会計士、節税、資金調達、事業承継、など)を出現させること、②ホームページのタイトルを表す「タイトルタグ」や説明文を表す「メタディスクリプション」それぞれについて、キーワードを含む最適な文字数でページの内容を適切に伝わる文章とする、③スマホ対応を施す、④最新のコンテンツを含める、⑤動画や画像を含める、等です。

コンテンツは時間・労力がかかりますが、企業経営者や経理担当に役立つコンテンツを発信し続けることで、より多くの人に読まれるようになります。すると、様々なサイトからリンクが貼られ、検索結果で上位に表示されるようになります。

会計士等事務所のホームページのSEO対策について、その重要性や検索エンジンのロジックを踏まえた具体的な対策について説明しました。皆さまがwebマーケティングを行う際にご参考になりましたら幸いです。