会計士事務所・税理士事務所として独立開業後、事務所のホームページをプラットフォームにして顧客獲得を進める際にキーとなる宣伝手段の一つが、ディスプレイ広告です。ここでは、独立会計士・税理士によるwebマーケティングとしてのディスプレイ広告について、その特徴や効果を上げるポイントなどを説明します。

ディスプレイ広告とは

ディスプレイ広告とは、webサイトやアプリ上の広告枠に表示される広告です。ブログなどを閲覧中にサイトの右側や下部に登場するもので、リターゲティング広告とも呼ばれます。リターゲティングにより興味・関心があると考えられる潜在的なユーザーに繰り返しアプローチできる点が特徴の一つです。会計士等事務所が事業者へ提供するサービスは経営の核に近く、一度取引が始まると中長期的な関係になりやすいこともあり、事業者は時間をかけて比較検討する傾向があります。そのため、ディスプレイ広告は潜在的な顧客の中長期的なフォローに効果的です。また、画像でアピールできる点も大きな特徴です。

リスティング広告やSEO対策と比べ、ディスプレイ広告までカバーできている事務所は少なく、他事務所との競争を優位にするために活用することを推奨します。

ディスプレイ広告で狙える層

インターネットで会計士等事務所を探す事業者に対しディスプレイ広告でアプローチする際、ターゲティングの方法は複数ありますが、前述の通り、過去に事務所のホームページへ訪問したことのある事業者に対するリターゲティングが効果的です。また、特定のキーワードで検索履歴のあるユーザーを狙ってディスプレイ広告を表示するサーチターゲティングを活用することで、他事務所を訪問したユーザーもフォローすることができます。

広告イメージが重要

ディスプレイ広告の効果を上げるためのポイントが、テキスト広告やイメージ広告の内容です。ディスプレイ広告は、ユーザーがどこかのwebサイトやブログを閲覧中に画面の片隅に見るため、問題提起をするほか、共感を得るなどして注意を引きつける必要があります。テキストであれば、キャンペーン価格や支援実績などを具体的な数字で示すと良いでしょう。イメージの場合は、代表者やスタッフの元気な笑顔の写真を使って事業者に力強い印象を与えるなどの方法が効果的です。

今回は、webマーケティングのうち他事務所との差別化に繋がりやすいディスプレイ広告について、その特徴や効果的な活用方法を説明しました。皆さまの事務所経営に役立ちましたら、幸いです。