公認会計士のキャリア事例〜独立編〜
経営に近い立場で働きたいという想いから、経営コンサルへ転職、そして独立
■監査法人からの転職
新卒で大手監査法人に入社し、最初の3年間は大小様々なクライアントに対し、法定監査、内部統制コンサル等を実施して参りました。その後の2年間はIFRS導入支援やベンチャー企業の設立支援、IPOコンサル等、非監査業務を中心に行って参りました。のべ20件程度の法定監査と5件程度のコンサル等の非監査業務を行いました。入社当初は、スタッフとして上位者の指示に基づく業務が中心でしたが、3年もするとインチャージといわれる現場責任者を任せてもらえたり、クライアントからのファーストコンタクトの窓口になったりと、一定のやりがいを感じていましたが、監査以外のより経営に近い立場で仕事をしていきたいという想いが強くなり、転職を決意しました。当時の年収は、500万円~800万円程度だったと思います。
■ハードな経営コンサルティング
その後、経営コンサルティング会社に転職し、大企業を中心とした多くのクライアントに対し、経営コンサルティング、ファイナンシャルアドバイザリー業務、デューディリジェンス、バリュエーション業務、ストラクチャリングサポート等のトータルサービスを行っておりました。監査法人に比して、非常にハードな労働環境であり、最初は慣れない環境でしたが、人間、自然と環境に慣れるもので、1年もすればこちらの労働環境の方が心地よくも感じました。グローバル企業であったため、国内のみならず海外案件にも複数携わってきました。当時の年収は、1000万円~2000万円程度だったと思います。
■フリーランスのメリットと心構え
現在は、これまでに培ったスキルや経験を活かし、フリーランスとして中小規模のクライアントに対して上記のようなサービスを提供しています。大企業に勤めていると、やりがいのある大きな仕事や自身の成長を感じられる環境は整っていると思いますし、業績が悪くても給料が毎月入ってくるという安定感、有給休暇、福利厚生等、抜群に恵まれた環境が整っていますが、一方でサラリーマンとして組織のために自分本来の気持ちを押し殺して働くことも必要とされます。どちらも一長一短ありますが、今の自分には今の働き方の方が合っていると感じています。
重要なことは、置かれた環境で一生懸命努力し、その環境のトップ集団を目指すことだと思います。そして、トップ集団になったらそれで満足せず、変化を恐れず、また環境を変えてトップ集団を目指す。このサイクルを繰り返していけば、自然と力も付いてきますし、どこでも生きていける力がつくと思います。
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