女性会計士にとって、結婚、出産・育児しながら仕事はできるのだろうか?というのは、1度は考える問題ではないでしょうか。
今回は、筆者の経験から、仕事、特に監査法人勤務と育児の両立を考えた場合に、事前に考えておくべきことを3つお話ししていきます。

 

1、将来のキャリアプランを考える

一番重要なのは、「将来のキャリアプランを考える」です。これは、結婚、出産・育児関係なく、すべての人が考えるべきことですが、特にライフステージが変わるタイミングでは重要です。

女性活躍推進が叫ばれている昨今、監査法人においても様々な制度が設けられており、監査法人に勤務しながら結婚、出産・育児をすることは可能です。但し、そのためには様々な選択をしなければなりません。

・仕事重視でいくか、またはライフ(家庭)重視でいくか。
・仕事重視の場合、協力者はいるか。
・ライフ重視の場合、いつフルタイムに戻すか。
等々

しっかりとしたキャリアプランを構築しておけば、自分の軸がぶれず、多くの悩みを抱えず仕事に集中できる充実した毎日を過ごせます。

 

2、家族とライフプランを話し合う

結婚した時、妊娠した時等に家族とライフプランは話し合っておきましょう。

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・子供は何人もうけるか
・いつのタイミングで産みたいのか
・いつから仕事復帰するのか
・こどもに習い事はさせるのか
等々

選択したライフプランによっては費用がかさみます(例、シッター代)ので、この点も考慮する必要があります。

 

 

3、夫は家事・育児にどの程度関われるか

親と同居していない場合、仕事と育児を両立していくなかで、一番の協力者は夫です。子供がいると、誰かが子供の面倒を看なければなりません。また、突然の体調不良など日常茶飯事です。

緊急時に、夫が勤務時間を調整してくれるか、休みをとってくれるか、家事を負担してくれるか、育児を自分事として考えてくれるか。夫の考え方次第で、女性の負担は全く違ってきます。

いかがでしたか?会計士と言えども、一般的に言われていることと大差はありません。
但し、仕事と育児の両立に悩んだときに、仕事の選択肢が多いのは、会計士の強みだと思います。
この点については、別のコラムでお話ししていきます。