今回のコラムは、監査法人を退職し、別の道に歩き出した女性会計士に、
働き方を変えてどのような変化があったのか?
その実態を語ってもらいました。

これから、別の道に進もうか悩んでいる方は、ぜひご覧ください。

 

 


筆者は、監査法人の常勤勤務を退職し、非常勤勤務に切り替えたうえで、税理士事務所の手伝いや執筆等の仕事をしています。
働き方を模索していく中で、女性会計士には思っていた以上に様々な働き方があると感じています。
そこで、働き方を変えて変わったことを筆者の経験をもとに挙げたいと思います。

①自分のライフスタイルにあわせてワークを選べるようになった。

働き方を変える前は、ワークが中心で、その余り時間が自分のライフの時間だという意識がありました。
一方、働き方を変えてからは、ライフが中心で、ライフのためにワークを選ぶ意識になりました

例えば、自分でご飯を作るために、夕方に必ず終わる仕事を選択することも出来ます。また、子供の送り迎えをする時間に合わせて、仕事の時間や業務内容を選ぶことも出来ます。
自分の都合の良い時間帯だけ働くといったシフト勤務も可能ですし、専門家として働ける業務内容なので希少性によっては短時間勤務であってもある程度報酬を得ることが可能です。

 

②説明力・提案力の重要性を知った

働き方を変える前は、仕事は与えられた既存の業務をこなすという意識がありました。
一方、働き方を変えてからは、自分自身で提案してビジネスチャンスを模索するという意識に変わりました

女性会計士が活躍できる場はたくさんありますが、お仕事を請ける上では、自分の今までの経験やスキル、今後の展望に関する説明力がは必要となります。
さらに、契約の際や現場に行った際にクライアントの潜在的なニーズを察してを身につけることで、クライアントが予想していなかったような役に立つ提案が出来ます。
すでに決まっていると思うような業務であっても、提案力次第でお互いにやりやすい内容にすることもできます。

このように、自分のキャリアを模索するうえで、説明力・提案力の重要性を知りました。

 

③労働時間と生産性を重視するようになった。

男性は、例えていうなら「部活」のように、職場が交流の場となるようなワークスタイルを好む傾向にあると一般的に言われます。そのため、非常時の場合などは時間をかけてでも結果のために深夜残業をする傾向があります。
一方、女性の場合は、ワークそのものというよりも家庭などのライフと総括的に選ぶ傾向にあると一般的に言われます。

筆者は、ライフとのバランスを取るために、常時効率的に働くことの重要性に直面しました。複数の仕事をしていると、必要な仕事の期日が同日に重なることがあります。その場合には双方のスケジュールの調整が必要であり、自分のスケジュール管理が重要だと感じました。

また、すべてを自分でやってしまわずに他の人に仕事を依頼したこともありました。
たとえば、名刺やホームページのデザインは、自分でこなすと非効率だと感じ、お金を払って外注しました。

このように、自分の労働時間と生産性をより重視することによって、自分に合ったワークライフバランスを実現できると考えるようになりました。

 

いかがでしたか。
次の道へ進もうか悩んでいる方は、ぜひ当コラムを参考に、自分の望む未来の働き方をイメージしてみてくださいね。

悩んでいる方は、一度、女性会計士.jobに登録してみてください。
きっと、今まで知りえなかった・想像したことがなかった様々な働き方を知ることができますよ。