皆さま、こんにちは。

独立会計士.jobコラム担当のケビンです。

今回は、公認会計士Aさんにこれまでのキャリアと年収推移をインタビューしました。

なかなか知ることの出来ない生々しい貴重な情報となっておりますので、ぜひ今後のキャリアを検討するにあたってご参考ください。

公認会計士Aさん、インタビューへのご協力ありがとうございました。この場をお借りして心よりお礼申し上げます。

<インタビュー概要>
インタビュー日時:2016年7月2日(土)
インタビューアー:ケビン(独立会計士.jobコラム担当者)
インタビュー:公認会計士Aさん(独立歴3年10か月)

>ケビン
こんにちは。
早速ですが、Aさんの会計士試験の合格年次、並びに、これまでのキャリアと現在のお仕事内容を教えて下さい。

>会計士A
はい、
私は新試験制度の初年度にあたる2006年に会計士試験に合格しました。
その後、某大手監査法人に就職し、5年11か月間にわたり監査業務を中心に業務に従事してきました。
そして、2012年10月に独立し、3年10か月が経ちます。
現在は、会計系のお仕事が7割、税務系のお仕事が3割となっています。

>ケビン
独立を決意したきっかけを教えてください。

>会計士A
なんら不満なく、監査法人で働かせて頂いていたのですが、シニアスタッフからマネージャーへの昇格が厳しいという形になり、以前から少し興味があった独立に踏み切りました。

>ケビン
そうだったんですね。
これまでの独立キャリアの中で一番辛かったことはなんですか?

>会計士A
やはり、営業の部分です。
今、振り返ると懐かしい思い出ではありますが、独立当初は想像以上にお仕事を頂くのに苦労しました。

>ケビン
独立して良かったと思っていますか?

>会計士A
はい、辛いこともいっぱいあったけど、今は自分の選択が間違ってなかったと思っています。

>ケビン
現在の独立スタイルには満足していますか?
現在のワークライフスタイルを教えてください。

>会計士A
とても満足しています。
週3日は知り合いと一緒に会計業務支援を実施し、週2日は税務業務を実施しています。
抱えてる案件が大詰めを迎える際には、遅くまで仕事をすることはありますが、それ以外は、自分のペースで仕事させて頂いています。
監査法人勤務時代と比べると時間に拘束されないというのがとても魅力的です。

>ケビン
これまでの年収推移を教えて頂けますか?

>会計士A
はい、大手監査法人勤務時代は、他の会計士さんと変わりはありません。
就職1年目は、基本年収480万円程度でして、残業込で年収600万円程度でした。
2年目、3年目は、比較的残業の多い部署に所属していたため、年収700万円程度でした。
4年目以降は、スタッフからシニアスタッフに昇格したため、基本年収・残業単価がUPしたため、残業込で750万円程度でした。
独立後は、非常に恥ずかしいのですが、1年目は300万でして、2年目は500万、3年目は800万、4年目の今年は1,000万円を超えそうです。

>ケビン
4年目で1,000万円を超えそうというのは凄いですね。
独立後の年収の内訳をもう少し詳しく教えてください。

>会計士A
思った以上に突っ込んできますね(笑
1年目の300万円の内訳は、先輩からの紹介でお手伝いした監査のバイトが70日程度と税務顧問2件です。
2年目の500万円の内訳は、1年目からの引き続きの監査のバイトが80日と税務顧問6件です。
3年目の800万円の内訳は、ケビンさんには非常にお世話になっていますが、独立会計士.job経由でご紹介頂いた会計業務が週3日で年間150日弱と税務顧問10件です。
4年目は、3年目の業務に加え、またまたケビンさんにはお世話になっていますが、独立会計士.job経由でご紹介頂いた会社さんの社外監査役を引き受けさせて頂いたので、1,000万円を超えると思います。

>ケビン
生々しい情報をありがとうございました(笑
独立を検討している方々にとって非常に有意義な情報になったと思います。
本日は貴重なお時間ありがとうございました。

>会計士A
こちらこそ、ありがとうございました。