会計士独立コラム:webを使った集客では成果を測定できるようにしよう

会計士事務所・税理士事務所として独立開業後、顧客獲得の効果的な手段としてSEO対策やリスティング広告などを活用するケースが増えています。今回は、これらwebマーケティングの効果を高める「コンバージョン」について説明します。
web業界では当たり前のコンバージョンという用語
webマーケティングの領域においてコンバージョン(conversion、以下「CV」)とは、webサイトの運営やリスティング広告等を出稿する目的となる特定の行動をサイト訪問者がとることを指します。webマーケティングにおける個別具体的な目標設定とも言えます。CVには様々なものがあり、商品の購入、見積もり依頼、メルマガ登録、無料デモの申し込み、無料診断等が一般的です。
会計士等事務所は、潜在顧客にとってwebサイトの情報のみでは競合との違いが分かりにくく、面談を踏まえて成約に至るケースが多いです。そのため、会計士等事務所においては、見込み顧客からの問い合わせ、セミナーの申し込み、ないし資料請求などがCVになります。
CVがwebにおいて重要なのは、見込み顧客による各種問い合わせのアクセス解析が可能となり、その結果を踏まえて「最適化」などと呼ばれる「広告文の修正」や「除外キーワードの追加」などの作業を継続することで、費用対効果を高めることができるためです。
コンバージョンタグの設置方法
コンバージョンを取得し、見込み顧客客のアクセス解析を行うためには、コンバージョンタグ(測定タグ)をサイト内の各ページに設置する必要があります。タグを設置することで、そのタグが反応した回数が広告の成果としてカウントされます。
コンバージョンタグの設置方法は、大きく2種類あります。一つは、Google AdWordsやYahoo!プロモーション広告など有料web広告の公式のタグを発行する方法です。もう一つが、Google Analyticsなどの解析ツールを活用し設定する方法です。前者の場合は、実施した施策とそれに対する成果が有料広告の管理画面で一元管理できます。いずれの場合でも、コンバージョンタグを設置する先の選択、目標の種類の設定、金額の設定などを行うこととなりますが、初心者でも分かりやすい作業です。
今回は、webマーケティングの成果を測定し、より費用対効果の高いものを改善するために重要な役割を担うコンバージョンについて説明しました。会計士等事務所の顧客獲得活動の一助となりましたら、幸いです。

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