会計士独立コラム:会計事務所がおさえる人材採用の流れ

会計業界は近年、有資格者に限らず事務員の人手不足が続いております。会士事務所・税理士事務所として独立開業後、欲しい人材を採用し事務所を成長させるため、今回は人材採用の大きな流れについて説明します。

人材採用の流れ

厚生労働省の統計によれば、有効求人倍率は2010年以降上昇が続き、2018年度平均値は高度成長期末期の1973年度以来となる高水準(1.61倍)となりました。人手不足により採用難となっているのは、建設業界、飲食業界および介護業界だけでなく、会計業界においても深刻です。これは、大手ファーム等が採用を積極化していること等が背景にあります。大手ファーム等と比べ知名度の低い中小規模の会計事務所は、人材採用の流れをよく理解し、欲しい人材の属性等に合わせた戦略的な採用活動を意識する必要があります。

一般的に、採用活動は、求人媒体等へ出稿する求人票の作成から始まります。採用したい人物像やその人に任せたい業務をある程度明確にした上で、事務所のアピールポイントが伝わることを意識しましょう。

応募を受けた後は、いきなり選考を始めるのではなく、事務所を紹介する機会(説明会)を設定すると良いでしょう。面接等による選考の後、内定を出します。ここで重要なのが、内定後のフォローです。求職者が他事務所への選考を同時に進めている可能性が高いだけでなく、事務所の雰囲気を知って安心したいと考える人が多いからです。所長以外の職員とのコミュニケーションの機会を作ると効果的です。

応募してくれる人の考え

前述の通り、中小規模の会計事務所は大手ファームと比べ知名度が低いため、採用活動は応募者に事務所を知ってもらうところから始まります。

応募者側は、事務所に特別な関心がある訳ではなく、「雇用形態」「給与」「福利厚生」「仕事内容」などの条件のうち1つないし2つ以上に魅力を感じた程度で応募します。選考が進む中で応募者の事務所に対する理解が深まりますが、内定を取得する頃ないし取得後になってやっと事務所で働く意欲が高まる傾向にあります。採用する側の採用意欲と応募する側の応募意欲には差があることを理解した上で採用活動を進めると良いでしょう。

今回は、会計事務所における採用活動の一般的な流れについて説明しました。求職票の作成から内定後フォローまでのフローを理解し、採用活動に役立てていただければ幸いです。

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