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会計士コラム

公認会計士が独立開業で失敗しない3つのポイント

公認会計士が独立・開業をする際にどういうことに気をつけるべきか、これまで多くの独立会計士とお会いしてきた経験から3つのポイントにまとめてみました。

1.独立開業して何がしたいのかを明確にする

独立開業して何がしたいのかを明確にする独立開業の場合も転職の場合と同様ですが、どうなりたいのかを明確にしておくことが大切です。

独立の場合は、会社員と違い自分の意思が全てを決めるので、やりたいことのイメージはより重要です。

具体的なエピソードを紹介しましょう。これは筆者の知人の公認会計士のAさんの話です。

Aさんが幼い頃に住んでいた団地の近所に、立派な家がありました。
そこの主人のBさんはいつも近所の人に優しい、地域の人気者。

Aさんは、Bさんが公認会計士事務所を経営していると知り、「自分も公認会計士になりたい!」という思いを抱くように。そして努力してその夢を実現しました。

そしてAさんは監査法人で経験を積んだ後、晴れて独立。ですが、最初はなかなか思うように仕事が取れません。

しかし、くじけそうになったときは初心に帰り、「Bさんのように地域貢献できる公認会計士になるんだ」と言い聞かせ、頑張りました。次第にその芯の通った誠実な仕事ぶりがクライアントの間でも評判となり、地域の中で認められていったのです。

個々の業務や契約に関しては試行錯誤の連続ですが、このように大きな方向性に関してAさんはしっかりしたイメージを持っていたため、次第に地域の中で存在感を増していき、事務所の経営基盤も安定していったのです。

公認会計士の場合、一般的な会社員に比べると、独立開業はある程度現実的な選択肢といえるかもしれません。税理士登録をして、月次顧問を獲得していくとか、内部統制やM&A関連のサービスを提供する会社を立ち上げるとか、ある程度確立された独立開業のパターンが存在します。

自分はその市場に入って勝負していくのか? 勝算はどのくらいあるのか?
あるいは今までにないタイプの新しい事業を立ち上げるのか?

やってみなければ分からないことも多いと思いますが、現時点でのイメージを持っておくことは大切です。なぜなら、成功する場合も失敗する場合も、経営者であるあなたのそのイメージに沿って物事は進んでいくからです。

2.経営者であることを重視する

公認会計士は、独立開業しても会計事務所や監査法人に勤めていても、会計や税務の専門サービスを提供することに変わりありません。専門知識のアップデートや、実務経験の蓄積は変わらず必要になります。

しかし、独立開業した場合は、専門家としての知識や実務能力だけでは不十分です。

経営者であることを重視する自身が経営者として、顧客を獲得し、顧客のニーズを的確につかみ、ニーズを満たすサービスを提案し、実際に提供し、それに見合う正当な対価をもらう、という一連の活動をすべて自分で実施しなければなりません。

事業が拡大し、従業員を雇うようになれば、労務管理や、社内での業務管理など、新たな問題も生じてきます。営業能力、交渉能力、業務提案能力など、専門サービスの提供以外の能力も日々研鑽が必要になります。

大変ではありますが、これらを面白いと思えるようであれば、独立開業に向いている可能性は高いです。

3.計画を立てる

計画を立てる独立開業する場合、事業計画は自分の人生計画であるともいえます。長期的視野に立った計画を立て、常に見直していくことで、自分が目指すべき方向を見失わずに目標を実現していくことが大事です。

一方で、独立したての段階では、仕事もあまりなく、生活資金のことも考えて計画を立てなくてはなりません。自分の夢の実現は大切ですが、生活に困らないような準備はしておくべきです。家族がいる場合はなおさらです。