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会計士コラム

公認会計士による新規上場企業の財務分析【株式会社ピーバンドットコム】

公認会計士の視点から、今注目の新規上場企業を紹介し、財務分析を行います。

今回は、プリント基板のEコマースである「P板.com」の運営を行っている株式会社ピーバンドットコムについて企業分析を行います。
会社名 株式会社ピーバンドットコム
証券コード 3559
市場 マザーズ(上場日:2017年3月9日)
業種 卸売業
事業内容 プリント基板のEコマース事業の運営
設立 2002年4月5日
従業員数 17名(平成28年12月31日現在)
代表取締役社長 田坂 正樹
事業戦略 主にEコマースを利用した通信販売によって、あらゆる電子機器に使用される主要部品の一つであるプリント基板を、国内の製造業を中心とした顧客に対して販売しています。
平成24年3月期から平成28年3月期(以下、当期)までの財務情報を用いて、公認会計士の視点から財務分析を行いました。

会計士の5期間財務分析

売上推移

  • 売上高は5期連続で増加しており、5期間の平均売上高成長率は8.6%と高い成長性を示しています。
  • 当期は新規顧客の獲得により前期比で微増しており、また平成29年3月期第3四半期においても年換算すると概ね当期の水準となります
 

会社の利益構造

  • 5期間の経常利益は平均72百万円で、61百万円から84百万円の間で推移しています。また当期純利益は平均52百万円で、41百万円から61百万円の間で推移しています。
  • 当期は前期比で営業利益が3百万円(6%)減少、経常利益が2百万円(4%)減少となったものの、保険解約益の計上により最終利益は12百万円(26%)の増加となりました。
  • 平成29年3月期第3四半期は売上高総利益率が改善しており、また販売費及び一般管理費を年換算すると前期よりも減少しています。これらのことから費用削減努力が見られます。
   

会社の資本構成

  • 当期末の自己資本比率は39.9%、流動比率は152%となっており、これらの観点からは安全性に特に問題は見受けられません。
 

PER(予想株価収益率)

  • 当期純利益61,563千円及び想定価格1,550円から計算したPERは55.14倍となります。
 

企業価値に影響を与える外部的要因

  • 競合会社の存在や価格競争の激化により財政状態や経営成績に影響を及ぼす可能性があります。